2011年06月16日
厳島神社
厳島神社は、宮島にきて、絶対におさえておかなければいけないポイント。
厳島神社は、平安時代の寝殿造りの神社。海上にたち、寝殿造りの作りや、朱色の外装やの社殿は、歴史のロマンを思い浮かべさせら、荘厳華麗な建物だ。
厳島神社は、海を敷地とした奇抜な発想でたてられている。東浅の浜、御笠浜にあり、干潮のときは大鳥居まで歩いていける。
かと思えば、潮が満ち、満潮になると、社殿や廻廊のすぐ下まで水がきて、海上に浮かんでいる建物のようになる。
目の前に広がる海と、背景の弥山などみごとに自然と調和させた施行になっている。
厳島神社は1400年の歴史がある。
厳島神社は、もともと推古天皇元年(593)、佐伯鞍職によって創建されたと伝えられる。
厳島神社が今の様相になったのは、平安時代、莫大な財を築いた平清盛が造営した。
崇拝するために、後白河上皇、建春門院、中宮徳子、高倉上皇、建礼門院を始めとする多くの皇族や貴族が訪れ
大変にぎわったという。
それから、いつの時代も厳島神社は日本における名社であり、人々から厚く崇拝されたが、反面、災害や戦で被害にあい、何度か建て替えられたというが、
戦国時代には、厳島合戦(毛利元就vs陶晴賢)の戦場にもなったことがあり、建物は人の血でそめられた。
しかし、そういう歴史もあったが平清盛が造園した姿を今も残す。
さて、そういう魅了されるところの多い厳島神社だけど、
厳島神社の中に入るのには残念ながらお金が必要。昔は100円だったのに、今は厳島神社に入るのに300円(2011年現在)もかかる。
ただ、厳島神社は、海上にあって建物の朽壊も早く、台風被害なども多く、メンテナンスに費用が多くかかるのだ、
お守りや、お祓いとかも少々、ビジネス的だけど、リーズナブルな価格設定になっているので、
厳島神社神社に協力しよう。
最近は、結婚式などでよく使われる。6月や秋の結婚式シーズンでは、白無垢姿の花嫁さんと、紋付袴の花婿さんが、
厳島神社の本殿で結婚式をあげている様子をよく見かけ、大変ほほえましい。
高台では、蘭陵王の舞楽が奉奏され、そんなときに行ったときはラッキーだ。
厳島神社は、国宝・重要文化財に指定されている建物がたくさんあって、建物の美しいさを堪能するのもいいだろう。
水面に映える厳島神社 神能 舞楽
水面の光が反射して。。。 回廊は朱色。 最近は結婚式が多い。
<厳島神社の建物>
厳島神社内の主な建物・場所。
・大鳥居(おおとりい)-国指定重要文化財-
・廻廊(かいろう)-国宝- ・客神社(まろうどじんじゃ)-国宝- ・鏡の池(かがみのいけ)
・朝座屋(あさざや)-国重要文化財- ・枡形 ・揚水橋(あげみずばし)-国重要文化財-
・内侍橋(ないしばし)-国宝-
・御本社(ごほんしゃ)-国宝- ・拝殿(はいでん) ・祓殿 (はらいでん)
・高舞台(たかぶたい)-国宝- ・平舞台(ひらぶたい)-国宝- ・火焼前(ひたさき)
・右門客神社・左門客神社(みぎかどまろうどじんじゃ、ひだりかどまろうどじんじゃ)-国宝-
・右楽房 ・左楽房(うがくぼう・さがくぼう)-国宝- ・大国社(おおくにしゃ)-国重要文化財-
・天神社(てんじんじゃ)-国重要文化財- ・長橋(ながばし)-国重要文化財-
・反橋(そりばし)-国重要文化財- ・能舞台(のうぶたい)-国重要文化財-
・不明門(あけずの門)
・康頼燈篭(やすよりとうろう) ・卒塔婆石(そとばいし)
<厳島神社境内建物>
多くの建物が、厳島神社に属している。
・五重塔 ・多宝塔 ・厳島神社宝物館 ・御文庫 ・神馬の馬小屋 ・祖霊社
<厳島神社の催し>
・舞楽 ・神能 ・その他の祭り
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Posted by NAYAM at 01:13
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